山の斜面にNelosリピーターを設置:初回運用の記録

当初の計画は、さらに登って山の高い位置にリピーターの設置 場所を探すことでした。実際に使った場所は、その地点では ありませんでした。

目的

山にリピーターの新しい設置場所を見つけて設置し、その後初めての現地通信テストを行うこと。

地形と天候

山の斜面。登山の途中で小雨が降り始めました。

町との標高差

設置場所は町よりも約500m高い位置にあります。

使用機材

リピーターはSenseCAP Solar Node P1-Pro、アンテナは9dBiのグラスファイバー製。

テスト距離

町内の1地点(リピーターまで約4.2km)。もう1地点は町から約3km離れており、リピーターの方向が開けていました。

午前6時ごろに出発

午前6時ごろに出発しました。当初の計画は、山をさらに登り、 町をより見下ろしやすいリピーターの設置場所を探すことでし た。

山の中腹あたりで小雨が降り始めました。予定通り登り続ける 代わりに、その場で設置できそうな場所を探すことにしまし た。

町の方向が開けた場所を選ぶ

町の方向へほぼまっすぐ、比較的視界の開けた場所を選びまし た。町よりも約500m高い位置です。出発時に目指していた最 高地点ではありませんでしたが、その時の状況では最も現実 的な選択でした。

木にリピーターを取り付ける

今回の設置で使用したリピーターはSenseCAP Solar Node P1-Proで、9dBiのグラスファイバーアンテナを組み合わせて います。

設置場所へ運び上げる前に、リピーターへ9dBiのグラスファイバーアンテナを取り付けている様子。

幹が3本の枝に分かれている場所を取り付け位置として選びま した。リピーターは幹に密着させて取り付けています。これ は作業がシンプルで行いやすく、設置をコンパクトに保てる うえ、その位置からでもアンテナが町の方向へ比較的開けた 向きを確保できたためです。アンテナは幹に沿って垂直に、 上向きに設置されています。

この地形にとって最適化されたアンテナ設置とは言えません。 その日の朝の地形と天候をふまえて下した、あくまで現実的 な判断です。

リピーターを木の上まで運び、選んだ位置へ固定している様子。

現地での通信テスト

2つの地点から通信をテストしました。1地点は町内で、リピー ターまで約4.2kmです。もう1地点は町から約3km離れており、 リピーターの方向へ比較的開けた見通しがありました。

このリピーターを介した2地点間の通信は成功しました。観測 されたSNRは3〜5dBの範囲でした。

この2つの数値はそれぞれ異なるテスト地点を示すものであり、 合わせて7.2kmの通信距離ではありません。また、4.2kmを最 大通信距離とみなしているわけでもなく、これは単に今回の テストにおける実際の距離です。

20件のメッセージ

このテストでは20件のメッセージを送信し、20件すべてが配 信済みと確認されました。確認表示はおおむね2秒ほどで表示 されました。

20件のメッセージが送信され、すべて配信済みと表示されているスマートフォンの画面。
20件のメッセージテスト後のスマートフォン画面。

これはあくまで小規模な現地サンプルであり、長期的な信頼 性の測定ではありません。

リピーターは山に残す

テスト後にリピーターを撤去せず、そのまま設置場所に残し ました。今後数週間はそのままの状態を維持する予定で、時 間の経過とともにどのように動作するか - 一度の朝のテスト だけではわからないことも含めて - 引き続き観察していき ます。

初回設置から見えてきたこと

今回の結果だけでは、リピーターの長期的な耐久性や耐候性 について何かを言えるわけではありません。それを判断する には、今後さらに長い観察期間が必要です。

現時点で言えるのは、適切なタイミングで立ち止まり、より 高い地点を目指す代わりに現実的な場所を選ぶという判断が、 それでも実際に機能する接続につながったということです。 少なくとも今回については、当初計画していた高い地点まで 到達しなかったことが、機能する接続を得る妨げにはなりま せんでした。今回のテストに限って言えば、見通しと地形が 幸いしたようです。この初期結果を踏まえ、引き続きこの場 所を観察していく予定です。

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