AirTagとGPSトラッカーの違い:圏外ではどちらが役立つ?
AirTagにはGPSがなく、近くのAppleデバイスによって見つけられます。GPSトラッカーは自分で位置を測位します。それぞれのしくみ、AirTagのほうが向いている場面、そしてLoRa GPSトラッカーが圏外の犬・子ども・グループに向いている理由を解説します。
月額料金を避けるために「SIMなし」のトラッカーを探す人も、電波のない場所でも使えるトラッカーを探す人も多いでしょう。どちらも可能ですが、それには合った種類のトラッカーが必要です。技術のしくみ、主なタイプの比較、そしてNelosの位置づけを説明します。
位置トラッカーは、2つの別々のことをしています。
自分の位置を測位する。機器内のGPS受信機が衛星の信号を受け取り、自分の座標を計算します。SIMも通信事業者もインターネットも不要で、費用もかかりません。 GPSを持つトラッカーなら、SIMが入っていなくても、周りに電波がなくても、これは必ずできます。
その位置を外に送る。座標を機器の外へ出し、スマートフォンに届けるには伝送手段が必要です。ここがトラッカーの種類によって違い、 圏外で使えるかどうか、月額料金がかかるかどうかを決めます。
つまり「SIMなし」は「位置が魔法のように届く」という意味ではありません。携帯回線の代わりに別の伝送手段を使う、という意味です。 位置を測位する部分については、専用トラッカーではなくスマートフォンを例にGPSは圏外でも使える?で詳しく説明しています。
AirTagのようなタグはGPSを持っていません。メーカーのネットワーク(AirTagならAppleの「探す」)に参加している近くのスマートフォンが、Bluetoothでタグを検知し、 自分自身の位置を報告します。スマートフォンがどこにでもある街なかでは驚くほどよく機能し、月額料金もかかりません。人のいないキャンプ場ではまず検知してくれる人がおらず、 タグに更新を求めることもできません。AirTagとGPSトラッカーの違いを参照してください。
トラッカーは、長距離・低消費電力の無線LoRaで、あなたが持つ対応無線機(スマートフォンとペアリング済み)にGPS位置を送ります。 Nelosでは、スマートフォンが数分ごと、または「更新」をタップしたときに、探すモードではより頻繁に、トラッカーへ能動的に位置を問い合わせます。 SIMも月額料金も不要で、どこにも携帯の電波は要りません。通信距離はBluetoothよりずっと長いものの地形に左右され、無線機を持ち歩く必要があります。 詳しくはLoRaによるGPSトラッキングのしくみをご覧ください。
いわゆる一般的なGPSトラッカーです。SIMと通信モジュールで位置をメーカーのサーバーに送ります。電波のある場所ならどこでもカバーでき、ふつうは月額プランが必要です。 圏外では位置を保持したまま待ちます。
衛星ネットワーク経由で位置を送ります。空が開けていればほぼどこでも使え、携帯回線のインフラがない場所でも動き、SOSを送れる機器もあります。 その代わり、ほぼ必ず契約が必要で、本体も高価です。
| Bluetoothタグ(AirTagなど) | LoRaトラッカー+Nelos | 携帯回線トラッカー | 衛星トラッカー | |
|---|---|---|---|---|
| SIMカード | なし | なし | あり | なし |
| 自前のGPS | なし | あり | あり | あり |
| 圏外で使える | 通りかかる端末がネットにつながる場合のみ | 使える(無線の届く範囲) | 使えない | 使える |
| 確認にインターネットが必要 | 必要 | 不要 | 必要 | 多くの場合必要 |
| 最新の位置を要求できる | できない | できる | 多くはできる | 機器とプランによる |
| 継続的な料金 | なし | なし | 多くはあり | 多くはあり |
| 届く範囲 | 対応端末が通る場所 | 無線の届く範囲(リピーターで拡張可) | 電波のある場所 | 空が開けていればほぼどこでも |
SIMのないトラッカーの多くも、どこかでインターネットを必要とします。Bluetoothタグの位置は他人のスマートフォンとメーカーのサーバーを経由し、確認するにも通信が必要です。 NelosとLoRaトラッカーは違います。位置はトラッカーからあなたの無線機へ直接届き、アプリは出発前にダウンロードした地図に表示します。 この流れのどこにもインターネットは必要ありません。だからこそ森や山、田舎で役に立ちます。
携帯回線のトラッカーは、位置を送るたびに通信事業者のデータを使うため、ほぼ必ずプランが必要です。衛星トラッカーも同様で、SIMはなくても衛星サービスの契約が必要なのが一般的です。 BluetoothやLoRaの機器は通信事業者を通らないので、通信の継続料金はかかりません。その代わり、本体の購入費用と通信距離の制約があります。
Nelosの場合:無線通信は無料、アプリは無料で始められ(チームごとにトラッカー1台を含む)、トラッカー無制限や長期の履歴が使えるNelos Proは任意の買い切りで、サブスクリプションではありません。
家や街なかでの忘れ物探し:Bluetoothタグで十分で、いちばん安価です。
圏外で、近くにいる犬・子ども・持ち物を見守る:携帯回線に頼らず、最新の位置を問い合わせられるLoRaトラッカーが向いています。 圏外で犬の居場所を確認する方法と 圏外でも使える子ども用GPSトラッカーを参照してください。
あなたと離れてどこへでも移動するものを追跡:どこからでも位置が届く必要があるので、携帯回線(契約あり)か衛星のトラッカーが現実的です。
救助が必要になるかもしれない人里離れた遠征:ほかに何を持つにしても、衛星メッセンジャーや個人用遭難信号発信機を。
MeshCoreファームウェアの対応GPSトラッカーが無線で位置を送り、Nelosを使うチームのメンバーが共有オフラインマップで確認できます。SIMもアカウントも不要です。 自動更新に加え、いつでも更新でき、いなくなったときは探すモード、エリアを出たら知らせるセーフゾーン、バッテリーを節約する一時停止も使えます。 デバイスのページのトラッカー欄に対応機種(SenseCAP T1000-Eなど)を掲載しており、 LoRaトラッカーとハンドヘルド無線機の比較で誰が何を持つかを決められます。全体像はNelosのトラッキングのページにまとめています。
ひとつ注意を。トラッカーがわかるのは機器のおおよその位置で、その人や動物が無事かどうかではありません。小さな子どもの場合は連携のための道具であり、見守りを緩める理由にはなりません。
動きます。GPS受信機が位置を測位するのにSIMは不要です。SIMが必要なのは、その位置を携帯回線で送るときだけです。Bluetooth、LoRa無線、衛星を使うトラッカーには、そもそもSIMがありません。
位置の測位は常にできますが、圏外で位置を知らせられるのは一部だけです。携帯回線のトラッカーは電波が戻るまで待ちます。NelosとLoRaトラッカーなら無線であなたの機器に知らせ、衛星トラッカーは衛星経由で知らせます。
あります。携帯回線も衛星も使わないBluetoothタグやLoRaトラッカーには、通信の継続料金がありません。Nelosでは無線通信は無料、アプリは無料で始められ、Nelos Proは任意の買い切りです。
LoRaトラッカーとNelosなら不要です。位置は無線であなたの機器に届き、アプリはオフラインで動きます。インターネットが必要なのは、事前にオフラインマップをダウンロードするときだけです。携帯回線のトラッカーやAirTagなどのBluetoothタグは、位置を表示するのにインターネットが必要です。
Nelosは自分たちのLoRa無線ネットワークで対応トラッカーにGPS位置を問い合わせます。探すモードとセーフゾーンにも対応。対応ハードウェアが必要です。